お得感だけじゃなかった!? 紅茶がポットで提供される本当の理由とは…
- mail488845
- 6 時間前
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紅茶専門店や喫茶店で紅茶を注文すると、ポットで出てきてなんだか得した気分…
そんな風に思っている方、多いのではないかと思います。
当店でも紅茶はポットでご提供しているのですが、お得感の演出以外にとても大事な理由があるのです。
美味しい紅茶を淹れる条件の一つに「茶葉のジャンピング」があります。
お湯を注いだ後、ティーポットの中で茶葉が浮いたり沈んだりする現象をジャンピングと呼んでいます。
ジャンピングが起こることで茶葉がしっかり開いて、紅茶本来の香りや旨味を引き出すことができるのです。
ジャンピングが起こりやすくなる条件は…
〇沸かしたての熱湯を使う。
〇適度な高さとスピードで注ぐ。
〇熱対流が起きやすい丸みのあるポットを使う。
さらに、ここで重要なのがお湯の分量です。

左はカップ約一杯分(150cc)、右が当店で通常お出ししているポット一杯分(300cc)です。

お湯の量が少ないと温度が下がりやすくなり、茶葉が動き回るスペースも狭くなってしまうので、ジャンピングが起こりにくくなってしまいます。
美味しい紅茶を淹れる条件、ジャンピングが起こりやすいようするためには、十分なお湯の量が必要になります。
紅茶専門店で紅茶がポットで出てくる理由は…お得感だけでなく、少しでも美味しい紅茶を淹れるための努力と工夫の結果なのです!
そんなことをなんとなく思い浮かべつつ、当店の紅茶も楽しんでいただけたら嬉しく思います(笑)



