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本日の作業:ハブオーバーホール

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今回はハブのオーバーホールを承りました。

「ハブの回転がゴリゴリする…」とのことでお持ち込みのホイールは15年ほど前のシマノWH-9000です。

シマノのハブは伝統的にハイエンドからエントリーグレードまでカップアンドコーン式のベアリングが採用されています。

メンテナンス性の高いハブなのですが、ノーメンテで乗ってしまうとベアリングや受けが傷んでしまうことがあります。


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リアハブは汚れが酷く、ベアリングと玉押しの受け部分が傷んでしまっていました。


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フロントハブはリアほどではないものの、受け部分にくっきりと筋がついており、今後ダメージが進行する懸念から前後とも新品のパーツに換装することにしました。


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ハブアクスルとベアリングのセットを取り寄せて、交換です!


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一世代前の7900系から採用されている新設計のハブは、ハブレンチなどの工具を使わずに作業できるようになっています。玉圧調整もこのように玉押しを手で回して調整したら…


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上から玉押し保持間座を嵌め込んで固定します。

一般的なカップアンドコーンのハブは玉圧調整をハブレンチで行い、ダブルナットで固定するのですが、クイックリリースでフレームに装着すると追加で圧がかかって回転に影響が出てしまうので、それを見越した調整が必要になります。

このハブが秀逸な点は、玉押し保持間座がクイックリリースの圧を受けるようになっているのでベアリングの回転に影響が出ないようになっているところです。

はじめて見たときはえらく感動したものです。


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前後のハブアクスルとベアリングを交換して作業完了です。

気持ち良く乗ってもらえると良いですね。


なんだか調子悪い気がする…なんて些細なご相談も承っております。

お気軽にお声がけください。

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