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本日の作業:オーバーホール



本日は、当店でサポートさせていただいているトライアスリート、柴崎選手のバイクをオーバーホールいたしました。

4/20に開催される「全日本トライアスロン宮古島大会」にエントリーされているということで、大会前の点検を兼ねて、ということなのですが…いろいろと細かいトラブルが見つかりました。


トラブル#1

フレームのチェーンガードが捲れてチェーンリングと擦れてしまっており、インナーが削れて磨かれていました。チェーンが落ちて戻した際にチェーンガードが引っかかってめくれてしまったようです。




チェーンガードとインナーのチェーンリングは新品に交換させていただきました。



トラブル#2

リアホイールのスポークが一本曲がっていました。

トライアスロンバイクあるあるなのですが、バイクを倒したり落車したことがなくても、大会に参加するときの飛行機輸送の際に横積みされてしまうことがあるので、気付かないうちにフレームやホイールにダメージを負っている…というケースをよく見かけます。

今回もそのケースかもしれません。

「走行中に異音がする」とのことだったのですが、これが原因でかなり振れが出ていたので異音の原因もこれではないかと思われます。


スポークのダメージは大きくなさそうですので、こちらは振れとりの応急処置で対応しました。


トラブル#3

ハンガー修正。

これも輸送中トラブルかもしれませんが、ハンガーが微妙に曲がって変速に支障が出ていました。

こちらも僅かな曲がりだったので少しだけ修正をかけて変速に支障がない状態に戻すことにします。



ちなみにFeltのトライアスロンバイクは以前のモデルから代々トラックエンドが採用されています。タイヤサイズに応じてリアセンターが調整できるようになっている…という訳でもなく、理由はよくわからないけど何故かトラックエンドなんですよね。

ホイールの着脱が面倒なのでやめてほしいなぁ、とか思っているのですけど(笑)


他の作業は、パーツ・フレームの洗浄、ブレーキパッドの交換、Di2のファームとエラーのチェック、ブレーキフルードの交換、ローターのゆがみ修正などなど…






最後にコーティングを施して完了です。





ちなみに今回の大会は初挑戦のロングとのこと。

大会の案内をみると、スイム3km・バイク123km・ラン35kmだそうです。

な、長い!

私は95kmのロードレースというのが参加した一番長い距離のレースなのですが、先頭集団でゴールまで行ったもののスプリントに絡む脚は残っていませんでした。

それより長いうえにスイムとランもあるなんて…尊敬です。


全力で頑張って、そして怪我やトラブルなく元気にゴールできるよう、陰ながら応援しております!

©2024 ゆいの壁

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