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本日の作業:ヘッドパーツ交換・その他いろいろ

更新日:10月4日

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本日の作業はイタリアの人気ブランド、BianchiのSprintです。

フロントブレーキの調整とヘッドパーツの不具合、バーテープ交換のご依頼を承りました。

とりあえずヘッドパーツから確認してみると…たしかに回転がかなり渋くなっています。


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ベアリングを外してみるとかなり錆びついていました。

下のベアリングはシールが劣化して崩壊するという残念な状態。

新しいパーツに交換することにします。


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ヘッドパーツをまるごと交換すると少し高価になるので、仕様を確認してベアリングのみを手配しました。上下異径で1-1/4と1-1/8サイズです。


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ベアリングが錆びてしまう原因は、主に汗が隙間から入り込んでしまうことだと考えられます。

汗には電解質が含まれるので、雨水などと比べると腐食が起こりやすいのです。

スポーツドリンクをこぼしたりした場合も要注意です。

今回の作業では腐食防止のため、Vipro'sの耐塩水グリースを使用しました。


続いてバーテープ交換の作業。


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バーテープが一か所だけ不自然に傷んでいます。

そう、「不自然」なんです。


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原因はハンドルバーの取り付け角度。

角度が上向きになっているため、アーチの肩部分がピンポイントで手のひらを圧迫してしまい、ストレスになってしまいます。


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ハンドルバーを適正な角度に修正して…


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レバーをもとの角度に固定しなおしたら…こんな感じになります。


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スゲーずらした…というよりスゲーずれていた、というのが正しいと思います。


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バーテープを巻く前にケーブルの下処理を施します。

上ハンを握ったときにしっくりくるよう、ケーブルが第二関節に来るよう調整して固定します。

巻き終わりはノギスで同じ間隔に調整し、バーテープの巻き終わりを合わせると左右均等に仕上がります。


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ちなみに作業前の状態がこちら↑

他人の揚げ足取りは好みませんが、一応参考までに…


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バーテープを巻いて仕上がりました。

握り心地が格段に良くなっているはずです。


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最後にブレーキ調整と全体の点検をして作業完了です。

気落ちよく乗っていただけると嬉しいですね。


ヘッドパーツ、ボトムブラケットの耐塩水施工も承ります。

劣化や腐食が気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

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